コンテンツWebディレクターの日記

渋谷のSEO会社所属のコンテンツディレクターの業務忘備録とか雑談とかもろもろ。

簡潔でわかりやすい文章を書く

Webライティングでは簡潔な文章が正義です。長ったらしく、まわりくどい文章ではいけません。難しい言葉を使って「プロっぽさ」を気取るのもいけません。より簡潔に、よりシンプルに、よりわかりやすく。それこそが読者に寄り添った文章です。

 

私は現役のWebディレクターです。それも、コンテンツマーケティングに特化したWebディレクターなので、毎日たくさんの原稿をチェックします。大量の原稿をチェックしてきたことで、「わかりやすい文章」と「わかりにくい文章」の違いがわかるようになりました。

 

ここでは、特に細かな文章表現の部分にフォーカスして、「どうすれば、わかりやすい文章を書けるのか」ということを解説します。

 

具体的な例文を多く紹介しながら解説します。また、ライティングや推敲時に使えるチェックシートもご用意しました。ぜひご活用ください!

 

【具体的な例文】余計な贅肉を削ぎ落としてスリムな文章に

さっそく、具体的な例文を見ていきましょう。



テンプレートを用いる場合のメリットは、

→テンプレートのメリットは、

 

テンプレートのデメリットとしては、

→テンプレートのデメリットは、

 

近年は、予算を確保するのが難しいという実情があります。

→近年は、予算を確保するのが難しいです。

 

面倒に感じたりするといったこともあるのだと理解しましょう。

→面倒に感じたりすることもあります。

 

まずはレンタルショッピングカートのサービスに登録してしまうことからはじめるのがよいでしょう。

→まずはレンタルショッピングカートのサービスに登録しましょう。

 

することに力を入れたサービスとなっています。

→することに力を入れたサービスです。

 

気軽にHPを開設できるようなサービスを提供しています。

→気軽にHPを開設できるサービスを提供しています。

 

こうした手法は非常にアナログなものでありますが

→こうした手法は非常にアナログなものですが

 

ここから、WordPressというものの特徴・メリット・デメリットについても、多くのことがわかってきます。

→ここから、WordPressの特徴やメリット・デメリットが多くわかってきます。

 

使ったことがあるという人も多いことでしょう。

→使ったことがある人も多いでしょう。

 

あてはまるものであるといえます。

→あてはまります。

 

ショップ独自の個性を出しにくくなるという点は意識しておいたほうがよいでしょう。

→ショップ独自の個性を出しにくくなる点は意識すべきです。

 

おすすめなのは、専用のシステムを0から構築してしまうというやり方です。

→おすすめは、専用システムを0から構築する方法です。

 

吹き出しコメント:より簡潔に、よりシンプルに、よりわかりやすく。贅肉を削ぎ落としていきます。

普段、話すときに使わない言葉は削るべき

たとえば、「〜であるといえます」。

こんな言葉、話すときには使わないはずです。「〜だと理解しましょう」もそうです。

 

まして、「〜してしまうことからはじめるのがよいでしょう」という表現は間違っても言わないはずです。

 

書き言葉特有の言い回しは、文章を無駄に長ったらしくします。なんとなくカッチリした印象にはなりますが、とても読みづらいです。「〜してしまうことからはじめるのがよいでしょう」は、「〜からはじめましょう」で十分、意味は伝わります。余計な表現は、容赦なく削除すべきです。

 

「この表現、言い回しは、普段話すときに自然に使うものだろうか?」

 

文章を書いたり編集したりするとき、私はいつもそう自問自答しています。そうすると、「ここは削るべき、ここは残すべき」という判断がとても簡単になります。

 

contents-webdirector.hatenablog.com

 

ライティング、推敲時に便利!表現のチェックリスト

最後に、チェックリストを載せておきます。ぜひご活用ください。

 

*前後の文脈によっては、この限りではありません。あくまで、目安として考えていただければと思います。

 

 

長ったらしい

簡潔

補足

1

〜であるといえます

〜です(〜ます)

 

2

〜することができます

〜ができます

 

3

〜となっています

〜です(〜ます)

 

4

〜になります

〜です

 

5

〜というものの

〜の

 

6

〜という

削除

 

7

〜でありますが

〜ですが

 

8

〜ではありませんので

〜ではないので

無駄に丁寧な表現も一文を長くする原因。

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*ごめん途中!